打ち上がる花火の音を聴き何故かしらん、茨城のり子の詩を読みたくなった…
野球場からでしょうか?今年初の花火、音だけが聴こえてきました。夏の到来を告げる風物詩ですね。
浴衣姿もちらほら。何とも言えぬいい光景ですね。
そんな花火の打ち上がる音を聴いていたら急に茨城のり子さんの詩が読みたくなりました。"自分の感受性なんて"という書籍を昔読んだ記憶が蘇ります。
我が家の本棚にはもう存在しないので、インターネットで検索!
在りましたw!
知っている方、知らない方。改めて是非夏の夜に読んで下さい。興味無い方はこのままスルーして下さい。
〜自分の感受性くらい〜 茨城のり子 著
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
via http://kajipon.sakura.ne.jp/index.htm
そして茨城のり子さんの詩より引用…
超リアリズム、そんな簡単な言葉では括れませんが現代社会に正に突き刺さる様な自己責任の戒めですね。人のせいにしている場合ではない!そんな背筋の引き締まる一文ですね。
今夜は無音でお別れです。
みなさんさようなら。
明日もがんばって!